妊娠すると痔になる?!やっておいたほうが良いこと6つ

妊娠中の痔「痔」…。なってしまったようだけど、誰かに相談するのも病院に行くのも恥ずかしい…。

と悩んでいる妊婦さん、心配ありません。妊婦さんの50%は痔を自覚し、自覚してない人を含めると80%にもなるんです!

痔の症状は痛み伴うもの、出血するものなど様々。ここでは痔の種類や原因、予防法を紹介していきます。


痔になる原因とは

妊娠期の痔痔とは肛門まわりの疾患のこと。排便がスムーズに行かない事が大きな原因になります。

便が硬く便秘になると腸の動きが鈍くなります。その状態で便を無理やり押し出そうとすると、肛門に余計な圧力がかかってイボが出来たり切れるといった、痔の症状がでます。

特に妊娠中は便秘になりやすい他、大きくなった子宮が腸や肛門を圧迫するので血流が悪くなり、うっ血するので痔になりやすくなるんです。
更には分娩時のいきみや赤ちゃんの頭などが圧迫することによって出産後に痔になる方もいます。

痔になる原因まとめ
チェック便秘により便が固くなる・腸の動きが鈍くなる
チェック大きくなった子宮が腸や肛門を圧迫し、うっ血しやすくなる

→→排便時のいきみ・出産時のいきみ・赤ちゃんの頭による更なる圧迫によって
  肛門に圧力がかかりイボが出来たり切れたりする

妊婦さんが痔になった時期は?

痔を経験した妊婦さんに、痔になった時期を聞いてみたアンケート結果によるとその時期はさまざまでした。

  • 妊娠前から痔だった…47%
  • 妊娠して初めて痔になった…20%
  • 分娩時に初めて痔になった…33%

この結果から半数以上の方が妊娠以降に初めて痔になったことが分かりますね。
やはり妊娠中は便秘がちになりますし、だんだんと大きくなった子宮が腸や子宮を圧迫する事、出産時のいきみなどが原因と考えられます。

痔の種類

一言で痔といっても大きく分けて3つに分けられます。それを簡単に説明します。

いぼ痔(痔核)

いぼ痔いぼ痔は痔の全体の6割を占めます。中でも肛門の中に出来る「内痔核」と肛門の外に出来る「外痔核」とがあります。
固い便や排便時のいきみによって血液の循環が滞り、血管の一部にコブが出来た状態です。投薬治療をしますが、それでも治らない場合は手術で取ります。

痛み あまり感じないが異物感を感じる
出血 排便時に出血することあがる
排便時 排便時や動いた時に飛び出してくることがある
原因 血行不良により血管の一部がコブ状になる
治療法 投薬・軟膏がメイン 場合によっては手術

切れ痔(裂肛)

切れ痔固い便を無理にいきんで出そうとした時に肛門の粘膜を傷付けて炎症を起こしてしまった状態です。
毎日の排便で更に悪化させ、慢性化してしまう恐れがあるので早めの治療が大切です。慢性化したまま放っておくと潰瘍などの深刻な病気を引き起こしてしまいます。

痛み 排便時に痛みを感じる
出血 トイレットペーパーに付く程度の少量の出血
排便時 出血・痛みを伴う 便が細くなる
原因 固い便が肛門周辺の粘膜を傷つけたり切ってしまう
治療法 投薬・軟膏・座薬がメイン 場合によっては手術

あな痔(痔ろう)

あな痔「肛門陰窩」と呼ばれる小さなポケットに下痢便が侵入し、炎症を繰り返してお尻の外に抜けるトンネルを作ってしまいます。
免疫力が低下している時に出来やすく、痛みのほか脹れたり膿が出たりするなどの不快な症状が出ます。最も痛みを伴う痔でほとんどの場合手術で直します。

痛み 激痛を伴い、膿も出る
出血 出血は殆どない
排便時 激痛を伴う
原因 肛門の近くにある窪み(肛門陰窩(こうもんいんか))に下痢便が侵入し、大腸菌感染による炎症を起こす
治療法 手術

痔を防ぐ 6つの予防法

妊娠中は体が疲れやすくなったりつわりの症状が出たり腰痛に苦しんだりと、何かと不快な症状に悩まされます。痔もそのうちの一つ。できれば不快な症状は一つでもなくし、少しでも快適なマタニティライフを送りたいものです。

痔を予防するには

  1. 便秘・下痢を防ぐ
  2. 血行を良くする
  3. 排便時にいきまない

この3つがとても重要なポイント。
その為に必要な予防法を具体的に紹介します。

1.正しい排便習慣を身に付ける

排便習慣毎日規則正しい排便を習慣付ける事が大事です。朝の忙しい時間帯などはトイレに行きたくてもすいすい我慢してしまいますよね。我慢を続けていると便秘を招いてしまいます。便意を感じたらすぐにトイレに行きましょう。
また、トイレで長居をしたり、あまり力を入れていきむと痔になったり、痔を悪化させてしまうので気をつけましょう。

2.正しい食生活を身に付ける

食生活健康的な便を排出するために食生活はとっても重要。偏らずにバランスの良い食事を心がけましょう。
便秘になりにくい食べ物の代表格は食物繊維が豊富なもの、ヨーグルトやバナナです。これらは積極的に取り入れましょう。
また、妊娠経過とともに体重が増える事を気にする方もいますが食事制限によるダイエットをすると便の量が少なくなって腸管が刺激されなくなって便秘を招いてしまいます。体重増加に対するダイエットは体を動かすなどで対処しましょう。

痔の原因になる消化不良、便秘に効果的な栄養素があります。葉酸、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンEです。【参考】症状別・必要栄養素対応表

この4つの栄養素を意識して摂ることで腸まわりのトラブルを防いでくれる効果があります。食事から摂るのは大変な栄養素でもあるのでサプリを活用していきましょう。できれば全てを一度に摂れるサプリが良いです。

3.水分をこまめにとる

水分補給便秘になる原因の一つとして水分不足があります。
水分が不足すると便が固くなり、便秘を引き起こします。固くなった便は腸や肛門を傷つけ痔を誘発します。
水分は意識的にこまめに取るように心がけましょう。

4.湯船にゆっくりとつかる

湯船にゆっくりとつかると血行が良くなります。お風呂はシャワーだけで済ませないで温めのお湯にゆっくりとつかりましょう。
おしりを清潔に保つことも大事なので石鹸で軽く洗い流す事もお忘れなく。

5.適度に体を動かす

長い時間同じ体勢をとっていると血液の流れが悪くなってしまいます。定期的に体を動かすように心がけましょう。
かといって急に重いものを持ち上げたりしていきむのもよくありません。注意しましょう。
気づいた時にはお腹を軽くマッサージして腸の働きを活発化させてあげるのもいいでしょう。

6.ストレスや疲れをためない

リラックス日頃のストレスや体の疲れが下痢や便秘の原因になることもあります。ストレスをためないでリラックスした妊婦生活を送ることも大切です。
 

妊娠中に痔になってしまったら…

妊娠中の痔は決してめずらしくはない事。むしろ妊娠にはつきものの症状ですので恥ずかしいことは何もありません。痔になったらかかりつけの産婦人科で相談しましょう。
赤ちゃんに影響のない薬を処方してくれるはずです。



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