実はここまで重要だった!妊娠と葉酸の関係

妊娠中は栄養バランスがとれた食事をすることが基本ですが、特に摂りたい栄養成分があるのも事実です。
中でも葉酸は妊婦さんが必要な栄養素の代表格です。

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葉酸って?

ほうれん草
まず始めに、葉酸とはビタミンB群の一種となっていてお腹の赤ちゃんの細胞を生成することで発育をサポートしたり、赤ちゃんへ栄養を送る血液を作り出す働きも担っています。
そのため、妊娠中にはなくてはならない栄養素となっていることから、母子手帳にも葉酸の摂取に関して記載されているのです。

食品例 働き 効果的な食べ方
ほうれんそう・ブロッコリー・ニラ・モロヘイヤ・レバー・わかめ・イチゴなど ビタミンB群のひとつ。赤ちゃんの脳や脊髄の発育に必要な栄養素不足すると神経系の異常発生のリスクが高まるといわれている 葉酸は水に溶け出しやすく熱に弱い性質。食材から取り入れつつサプリメントで補ってもいいでしょう





厚生労働省が葉酸の摂取を推奨している理由

厚生労働省が葉酸の摂取を推奨するようになったのは、つい数年前のことです。
なぜ突然、妊娠を計画している女性または妊婦さんに葉酸の摂取を推進するようになったのでしょうか?
その理由は以下の通りです。

  • 妊娠初期のお腹の赤ちゃんの疾患である神経管閉鎖障害の発症率の低い国で「葉酸」がそのリスクを減らすとの報告がされた
  • 葉酸不足によって神経管閉鎖障害が引き起こされる可能性が高い
  • 葉酸を摂取していない米国に比べ日本での神経管閉鎖障害の発症率が高まっている
  • 今後の食生活において葉酸の不足を引き起こす可能性がある

神経管閉鎖障害とは、お母さんの子宮内で赤ちゃんが成長する初期の段階で作られる脳や脊髄のもとになる神経管と呼ばれる部分が、きちんとした管の形にならないために起こる障害で、遺伝などを含めた多くの要因が関係して発症するものです。
「二分脊髄」では、生まれたときに腰部の中央に腫瘤のあるものが最も多く、重篤な場合には下肢の麻痺を伴うものもあります。また脳に腫瘤のある「脳瘤」や脳の発育ができない「無脳症」などもあります。
引用元:農林水産省

葉酸の一日の摂取量は?基準値は?

厚生労働省は妊娠希望者をはじめ妊娠中には神経管閉鎖障害の発症率を下げて健全な赤ちゃんを産むためにも葉酸の摂取をするようにと呼びかけはじめました。

では毎日どのくらいの量の葉酸を摂取すれば良いのでしょうか?
その基準値、一日に必要な葉酸は400μg=0.4mgとされています。
特に妊娠1ヶ月前と妊娠3ヶ月までは毎日400μgの葉酸を食事以外のサプリで摂取するように厚生労働省が推奨しているのです。

その中で気を付けなければならないのは過剰摂取です。取り過ぎもよくありません。
葉酸は一日当たり1000μg=1mgをオーバーしないようにすることも付け加えられていますので過剰摂取には注意しましょう。

厚生労働省が葉酸はサプリで補うように呼びかけている理由は?

葉酸だけではなく妊娠希望者や妊娠中は健康維持を努める必要があるので、日頃から栄養のバランスがとれた食生活を送る必要があることは忘れずに実践していきましょう。

また、厚生労働省は食品よりもサプリメント(栄養補助食品)からの葉酸の摂取を推奨しています。その理由は、葉酸は『体に吸収されにくい』・『熱に弱く調理すると破壊されてしまう』という2つの理由があります。

例えば葉酸が多く含まれている野菜を1日350g摂ったとしても、調理の過程で葉酸が失われているので基準値の量が摂取できないことや、消化などの代謝過程で体内に吸収される量が少なくなってしまって必要な量には満たないのです。
食品の場合、体内で利用される葉酸は5割程度とされています。

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サプリメントなら基準値を摂取できる

サプリ
妊娠希望者や妊娠中の場合は、食品だけだと葉酸が不足し赤ちゃんに神経管障害等の発症率が高くなることから、確実に摂取できるサプリメントが推進されているのです。

葉酸の大切さを知っている人は葉酸を多く含む食材で、しっかりと補えるように工夫しているもののそれでも吸収率を考えると十分な葉酸が摂れるとは言いがたくなります。

葉酸サプリは初めから消化・吸収されやすく(サプリの場合は8~9割が体内で有効に働くとされています。)また妊娠中に必要なビタミンやミネラルも含まれているものが多くあります。

葉酸サプリメントはいつから飲めば良い?

葉酸サプリというのは、妊娠希望者はもちろんのこと妊娠中に必要な栄養素となっているので、妊活をしようと決めた日に飲み始めることが一番良いといわれています。

具体的には、妊娠が分かった日には体内に葉酸がしっかりと充足している必要があるため、なるべくは妊娠希望日から逆算して“約1ヶ月前”までには飲み始めた方が良いとされています。

妊娠が判明してから葉酸を摂り始めてしまうことは遅い?と心配する人もいますが、そんなことはありません。
妊娠前から摂取したほうが、より効果的と言われておりますが妊娠が判明してから葉酸サプリを飲んで元気な赤ちゃんを産んだというママが大勢います。

葉酸は妊活や赤ちゃんのためだけでなく、早産や流産のリスクを軽減するとともに、子宮の細胞に働きかけ子宮がん防止にも効果があることから妊娠前・妊娠中でも摂取したほうが良いということです。

葉酸の摂取期間

妊娠前~妊娠1週目から2週目

妊娠前や妊娠初期は特に葉酸の摂取がより効果的といわれており、この時期から摂取しておくことで神経障害児の出生リスクを70%軽減できるとされています。なるべく妊活中から葉酸サプリは摂取したほうが良いという裏付けです。

妊娠4週~12週目

この時期は胎児の栄養成分の分裂が非常に盛んになるようです。
最も胎児の細胞が発達する時期と考えて頂ければよいでしょう。
この時期に葉酸が不足すると胎児の脊推が2つに分かれてしまう、二分脊推になる確立が大きくなるようです。やはり、この時期にも葉酸不足には注意しなければなりません。

授乳期

授乳期になると葉酸はもういいんじゃない?と勘違いされているママもいるようですが、この時期の葉酸の摂取は絶対といっても過言ではありません。
栄養価の高い母乳を作るためには血液を作るビタミンBと葉酸が必要で、これが不足すると母乳がでなかったり、栄養価の低い母乳になりがちです。
健康な赤ちゃんの成長のためにも、この時期にもしっかり葉酸は摂取しておきたいものです。

産後の子宮ケアに働きかけるのも葉酸

葉酸をしっかりと摂取していることで出産によって傷ついた子宮の回復が早くなると言われています。
葉酸は飲む時期は早ければ早いほうが良いですが、妊娠後でも摂取することで様々なリスクを軽減するだけでなく健康や美容のサポートもしてくれるのです。

妊活中に葉酸が良いと言われる理由は?

妊活
上記で、妊活中から葉酸を摂取していると神経障害児の出生リスクを70%軽減できる…ということが分かりましたね。
それ以外にも、こんな理由があります。

正常な卵子と精子を作る

葉酸は、細胞分裂を行わせる役割があり、これは卵子や精子の細胞分裂にも関与するといわれています。
正常に細胞分裂が行われた場合、健全な卵子と精子であることから受精率が高まるといわれていて、しっかりと細胞分裂が行われないことで起きる染色体異常によるダウン症を防ぐ効果もあるといわれています。
また、正常に細胞分裂が行われることは、流産や死産などの防止にも繋がることが分かっています。

着床率アップ

受精が行われても、着床しなければ妊娠に至りませんが、葉酸はこの着床率をアップさせる効果があるといわれています。
具体的には、子宮内膜を厚くすることで受精卵を守る効果によって、着床を成功させるといいます。
事実、子宮内膜の厚みと妊娠率は比例するといわれているなど、葉酸は妊娠する上で重要な栄養素と言えます。

妊娠後の胎児の成長をサポート

妊娠判明時は、既に妊娠から2~3ヶ月経過していることが多いといわれています。
この経過した期間は、脳や脊髄といった成長が行われるなど重要な時期と言われていて、妊活中に葉酸を摂取していない場合は、この成長がしっかりと行われないこともあり、神経管欠損症といった奇形や流産に繋がる恐れがあるとされています。
厚生労働省では、いつ妊娠して胎児の成長がはじまっても良いように、妊活中から葉酸の摂取を推奨しています。胎児の成長をサポートするためにも葉酸が必須と言えます。

夫婦で葉酸摂取!妊活をスムーズに

葉酸は、男女ともに妊娠につなげたり健康な赤ちゃんを授かるためにも大切な栄養素であることが分かリましたね。
早速、夫婦一緒に葉酸の摂取を始めましょう。

まとめ

妊娠と葉酸の関係が、いかに重要かが分かりました。
妊娠を希望した直後から出産後まで、葉酸を摂取し続けることが大切なんですね。
葉酸には子宮がん防止の効果もあることから、妊婦さんでなくても摂取したい大切な栄養素であることも分かりました。



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