シンプルだけど意外と難しい!?タイミング法

タイミング法とは「排卵に合わせて性交する」というシンプルな方法。赤ちゃんが欲しいなと思っているカップルはほとんどがすでに行っていると思います。

自分で基礎体温を計って排卵日を予測することもできますし、病院でホルモン検査や超音波検査で卵胞の大きさをチェックして予測することもできます。

自己流のタイミング法

timing2
チェック基礎体温をはかる

数ヶ月毎日基礎体温を計っていると自分の排卵リズムがわかります。

チェック子宮頸管粘液を調べる

排卵が近づくと子宮頸管粘液(おりもの)の量が増え、伸びもよくなります。

チェック排卵日検査薬でチェック

排卵日が近づくと黄体形成ホルモン(LH)の分泌量が増えます。尿でそのホルモン濃度を調べることができるのが排卵日検査薬。

排卵日検査薬とは尿をかけてホルモンを検知するもの。海外製と日本製がありますがどれもそれほど性能に大差はないと言われています。海外製のほうが作りが簡素な分安いです。ただ初めて使用するときは日本製のほうが使いやすいです。日本製のものは通販では購入できません。薬局や病院で住所や氏名などを記入して購入するようになります。

病院でのタイミング法

kensa4
不妊治療をはじめる時に、病院で基本検査をしてとくに異常が見つからない場合、自然妊娠できる可能性もあるのでまずはタイミング法を行います。

【検査で問題なし】
・排卵はある(排卵誘発剤を使用すれば排卵できる場合もOK)
・卵管につまりなどはない
・子宮に問題がない
・精子もある
・抗精子抗体がない
・性交渉を行っている

このような場合、タイミング法がすすめられます。下の流れで進められます。

チェック超音波検査

卵巣の具合や卵胞の育ち具合を超音波検査でチェック、排卵日を予測します。月経中~月経直後に受診してください。

チェック排卵日の予測

予測した日の前にもう一度受診し、超音波検査やホルモン検査などを再度行い、正確な排卵日を調べます。

チェック排卵日に合わせてセックスを

排卵後、卵子は半日~1日生き続けます。一方精子は射精後72時間は生き続けると言われているので、セックスする日は排卵日当日よりも2日前~前日がベスト。

チェック排卵をチェック

排卵日の後にもう一度受診しきちんと排卵が起こったかどうかをチェック。

完全な自然周期で行う場合と排卵湯初剤を使う場合があります。

妊娠率はそれほど高くないとも言われています

自然妊娠できる夫婦がコンスタントに避妊をせず性生活を送っていれば、半数以上の夫婦が半年ほどで妊娠します。検査で異常が見つからないとしても2年以上(あるいは1年以上)妊娠しないのであればやはり何か検査では見つけることができなかった問題や障害があるのではないでしょうか。

とはいえ性交渉の回数が少なく、排卵のタイミングとたまたまズレてしまっていたために妊娠できていなかったのであればタイミング法は有効です。

タイミング法を行う・・・でも妊娠しない

・卵子の質が良くないのかも
・卵管采が卵子を受けとれていないのかも
・精子と卵子が出会えていないのかも
・受精ができていないかも
・胚が育っていないのかも
・胚が着床していないのかも・・・

など検査だけではわからないことだらけ。何周期かタイミング法を行っているのにも関わらず妊娠しないのであれば何らかの問題があるとみなして次の治療へと進むことになります。

いつまでタイミング法を行えば良いの?

自己流のタイミング法は20代でしたら2年、30代前半でしたら1年までは試してみても良いと思います。でも30代後半でしたら1~2回行ってみて妊娠しなかったら受診することをおすすめします。40代でしたら時間的に余裕はありません。できればすぐにでも受診しましょう。

病院でのタイミング法は30代の前半までは6回(半年)が目安。この間に検査をして何か問題があればどんどん次のステップに進むこともあります。30代後半以降は0~3回。確実に排卵を促すために排卵誘発剤を使うこともあります。

排卵誘発剤を使う場合

排卵障害がある場合や確実に卵胞を成長させたい時に使用します。

注射と飲み薬があるのですが、まずは副作用の少ない飲み薬からはじめることが多いようです。「クロミフェン(クロミッド、セロフェン)」や「シクロフェニル(セキソビット)」という薬がよく使われます。それらの飲み薬で効果がでない場合は注射に切り替えられます。

ただ排卵誘発剤を使用すると多くの卵胞が育ってしまい複数の卵子が排卵され多胎になるというリスクもあります。

排卵日を嫌がる男性の気持ち

timing1
普段一生懸命妊活をがんばっていると排卵日は期待と不安でドキドキしてしまいますよね。

朝からうなぎなどの精力がつきそうなメニューを出してみたり、「今日は早く帰ってきてね!」とメールやラインを送ってみたり、カレンダーに◯印を書いておいたりして男性に排卵日をアピールしている女性も多いと思います。

でもこれが男性にとってはプレッシャーになってしまうことも。「排卵日だから義務的に子作りをする」ということに嫌悪感を抱く男性もいます。男性って女性が思うよりずっとデリケートなんですよね。排卵日に限ってED(勃起不全)になってしまう排卵日EDも問題になっているほどなんですよ。

あえて排卵日を伝えない方法もありますが、男性側もだんだん何日頃かわかってきてしまいます。理想は排卵日以外でも自然な形でセックスすることですよね。女性側のタイミングに合わせずに男性側の気持ちのタイミングでセックスするほうが最後までうまくいくケースも。

またEDで悩んでいる場合は泌尿器科で相談するのも◎。EDの薬を処方してもらえます。

上手くいかなくてもイライラしないで・・・

女性が「今日は排卵日だから!」とはりきっていたのに、男性が途中で萎えてしまって最後までできなかった・・・ということあると思います。

女性としたら月に一度しかないチャンスをどうしてくれるんだ!と怒りたくなる気持ちもわかります。あるいは私に魅力がないからできないんじゃ・・・と落ち込んでしまう人も。でもそのイライラや不安を男性にぶつけてしまうとよけい排卵日を恐怖に感じてしまうかもしれません。

男性の中には「自分は子作りのためだけに結婚したわけではない、愛情なしのセックスならしたくない。子どもができないならできないで別に良い!」と思ってしまう人もいます。焦る気持ちもわかりますが男性の繊細な心も理解してあげましょう。

排卵日にこだわらなくても大丈夫

timing3
子宮の入り口である子宮頸管はつねに粘液で満たされています。通常はばい菌が入らないように酸性に保たれていて、そこで精子も死んでしまったり弱ったりします。ただ排卵期になると頚管粘液が精子にとって快適な状態に変化し、精子が子宮内に入っていきやすいようになります。子宮内に入れた精子(1%ですが)はそこから少しずつ卵管まで進んでいきます。

射精された精子の99%は膣内で死んでしまうのですが、その先までたどり着けた精子は女性の体の中で3~5日生き続けます。ですから排卵日ぴったりに性交渉を行わなければいけないということではなく排卵前数日間(排卵日2日前~前日が効果的)のうちに性交渉をすれば妊娠するチャンスはあります。

頚管粘液がポイント

頚管粘液は精子を子宮内そして卵管まで導く重要な役割をになっています。ですから排卵日に性交しても頚管粘液が少なかったりすると妊娠する可能性もダウンしてしまうんですね。

妊娠をサポートする潤滑ゼリーもあります。一般の潤滑ゼリーは「滑り」だけに重点が置かれていますが、妊娠サポート用は頚管粘液と同じ弱アルカリ性で、精子を子宮に導いてくれます。



サブコンテンツ