妊娠初期の出血、大丈夫?

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出血にびっくり妊娠初期の出血、たまにあるとは聞くけれど心配ですよね。
まだ胎動を感じられない時期でもあるので、お腹の中の赤ちゃんが元気なのかどうかもわからないのでなおさらです。

ただ、妊娠初期はとくに出血する原因がいろいろあります。
パニックにならずに落ち着いて対処しましょう。

出血したらすぐに受診すべき?

出血や腹痛・おりものがピンク色になるような出血
・おりものシートや下着に直径数センチまでの赤い出血
・茶色または黒い出血が続いている

この程度の出血であればそれほど心配する必要はないでしょう。
緊急で受診しなくても大丈夫。
運動や重たい荷物を運ぶことなどをさけて、自宅で安静にしていましょう。
外出先や仕事中なら早く帰宅できるようにします。
気になるようであれば、病院に電話して相談してください。

もしこれより多い出血や腹痛がある場合でも、まずは安静が第一です。
家事や仕事をせずにベッドで横になるか、あるいはソファーでテレビを見る程度にしておきます。
外出中や仕事中であれば帰宅して様子をみます。
半日~1日ほど自宅で安静にしていてもまだ出血が続いているようであれば、病院に電話をして指示を仰ぎましょう。
夜間や休日は心配で不安になってしまうかもしれませんが、受診したとしても超音波検査で見ることぐらいしかできません。
しかも安静が第一なので、車で揺られて遠い病院に行くのが必ずしも良いとは限りません。

出血の量の目安は、月経の一番多い時より少ないかどうか。
もしそれよりも出血の量が多い、そして立てない、歩けない程の腹痛も伴うようであれば近くの婦人科に救急受診してください。

少量の出血なら緊急の受診は必要ないのですが、これはすでに産婦人科を受診していて胎嚢が子宮内にあることが確認されている場合
もしそうでなければ異所性妊娠などの可能性もあります。
早急に受診することをおすすめします。


出血の原因は?

妊娠初期は出血しやすい状態にあります。
妊婦さんの25%は何らかの出血を体験しているということなので、そこまで神経質にならなくても。
ただ危険な出血もあることは事実。自分でかってに判断したり、軽く見すぎてもだめです。

☆月経様出血(着床期出血)

次の月経予定日の頃に、通常の月経よりも量が少なく、色も薄い出血があります。
受精卵が着床するときにのちに胎盤になる絨毛を伸ばして、子宮内に根をはやします。
この時に子宮壁が傷つくことがあり、出血を伴うことがあります。
また着床痛という痛みを感じる人も。
個人差があり出血も痛みもなく、全く気づかない人もいれば、鮮血がポタポタと落ちるほど出血する人もいます。
月経時よりも軽めで期間も短いので妊娠したことに気づく場合が多いですが、中には生理だと勘違いする人も。
妊娠に気づくのが遅れてしまうケースもあるので、基礎体温などをつけておくと良いかもしれませんね。
着床出血のあと2~3日経過してから妊娠検査薬を使っても陽性反応が出ない場合もあります。
検査薬によって感度が違うので、たとえ陰性であっても妊娠の可能性はあります。

☆絨毛膜下血腫

受精卵が子宮内膜に着床し、胎盤が作り始められると子宮内膜の血管が壊されて出血します。
出血自体はよくあるのですが、量が多いと血の塊ができてしまうことも。
出血した場所が子宮口に近いと体外にまで出血します。
この血腫は多くの場合放置しておいても自然に吸収されなくなってしまうので、どんどん大きくなり流産にまでつながるケースはまれです。
大抵1~2週間ほどで、長くても1ヶ月もすれば血腫は小さくなっているでしょう。
入院を指示されていなければ普段通りに生活していて大丈夫です。
ただ、超音場検査で大きいと判断されると即入院になることも。
入院した場合は絶対安静で、トイレ以外は横になっているように指示されるでしょう。
治療法は安静にすることぐらいしかないので、動かないで自然に吸収されるのを待つのみです。

☆子宮頚管ポリープ

子宮頚管の粘膜が増殖してできたきのこのような形の突起です。
大きさは2mm~1cmほど。
原因はよくわかっていませんが、ホルモンの影響か細菌感染による炎症によってできるのではと言われています。
痛みはないのですが、性交や激しい運動などで簡単に出血します。
ポリープが炎症をおこすと早産になるリスクも。
胎盤が完成する4ヶ月以降に切除となるケースもありますが、切除するかどうかはポリープの位置や大きさ、形状、妊娠週数、出血の様子などから判断されるようです。
また妊娠前に検診などで発見された時は不妊の原因にもなりますので切除しましょう。

☆前置胎盤

受精卵が着床した位置が下の方ですと胎盤が子宮口近くにできてしまい前置胎盤と判断されるようです。
ただ、妊娠初期ですと子宮が大きくなるに連れて胎盤の位置も上がっていくので通常の位置に治まることがほとんどです(9割は上がっていきます)。
現在は初期のうちに病院で判断ができてしまうので多くのママが前置胎盤と診断されてしまうのだとか。
病院によっては前置胎盤かどうかを判断するのは妊娠20週以降としているところもあります。
原因ははっきりわかっていませんが、流産や人工妊娠中絶、帝王切開などの経験があり子宮内膜が傷ついていると起こりやすくなると考えられています。
もし妊娠週が進んでも胎盤の位置が上がっていかないようなら大量出血の危険性もあります。

前置胎盤ので緊急入院!出血から退院までの体験日記(妊娠6ヶ月目)

☆びらん

子宮口が赤くなっている状態。必ずしも炎症を起こしているわけではなく、自覚症状もないです。
正確には病気ではないのでひどい出血がなければ治療する必要もありません。
ただ子宮膣部びらんは子宮頸がんの初期症状と似ているので、心配な場合は組織をとって検査することもあります。

☆膣炎

膣の中に細菌が侵入して炎症が起こり、出血することがあります。
細菌性膣炎があると早産になってしまう確率もあがるので早期発見、早期治療が必要になります。
カンジダ膣炎などは妊娠中にかかることが多いです。

上記のケースはそこまで心配しなくても良い症状。
でも、下記の場合は注意が必要です。

☆胞状奇胎

胎盤の元になる絨毛が変異して増殖してしまうこと。
ぶどうの房のようになって子宮内いっぱいに広がり、胎児を吸収してしまうこともあります。
主な症状は出血です。
妊娠8週くらいから時々出血するようになり流産の出血と区別がつきにくいと言われています。
ただ胞状奇胎の時はつわりがひどくなる傾向があります。
7~8週になって超音波検査で胞状奇胎と診断されたら至急手術になります。
放置してしまうと15週くらいで自然流産や大出血を伴うことになるので、手術によって子宮の中の物をきれいに取り除きます。絨毛ガンになるおそれもあるので、術後2年は妊娠を避けなければなりません。定期健診も必要です。

☆異所性妊娠(子宮外妊娠)

入院受精卵が子宮外の場所に着床して発育してしまうこと。
一番多いのが卵管で、9割を占めます。その他卵巣や子宮の入り口もまれですがあります。
妊娠超初期はとくに変わりがないのですが、発育が進むと卵管に収まりきれなくなり破裂してしまうことも。
激痛と出血、顔が青ざめる、冷や汗が出るなどの症状が現れたらすぐに受診しましょう。
原因は卵管が狭すぎて受精卵が通り抜けられない、子宮へ運ばれる運動が弱い、受精卵が早くに着床してしまう、体外受精などが考えられます。
クラミジア等による卵管炎や骨盤内感染、虫垂炎、腹膜炎、人工妊娠中絶、重度の子宮内膜症、異所性妊娠を過去にしている、腹部手術を経験している人などは異所性妊娠を起こすリスクが高くなります。
また喫煙によって卵管機能が低下するとも言われています。

最近は超音波検査で症状が現れる前にわかり、手術や投薬、放置治療などをします。
大きく分けると治療方は、着床した臓器を摘出する根治手術と機能温存をする保存的治療があります。

手術・・・卵管が破裂してしまっている場合は腹腔鏡下手術などで摘出します。状態によっては卵管保存手術になるケースも。

薬物治療・・・抗がん剤の一種を投与

待機治療・・・自然に吸収されるのを待ちます。1~2割は自然に成長が止まって吸収されてしまいます。あるいは胎盤が剥がれて流産になることも。経過観察をします。

全妊娠の1%ほどと言われています。

☆流産

妊娠初期はとくに流産しやすいです。
16週までにすべての流産の75%が起こると言われています。

流産となるとショックですが、必ずしも悪いものではないのです。
流産してしまった胎児を調べると半分以上に染色体異常や奇形がみられます。
母親の体を守るためだったり、生まれてきても成長できない赤ちゃんが産まれないようにするための必要な仕組みだと思います。
妊娠初期の流産の原因は受精卵にある場合がほとんどです。
受精の際に精子と卵子の染色体が結合します。この時に染色体が傷ついたり、不分裂を起こすことがあります。
多くは受精卵が分裂する過程で修復していくのですが、修復しきれなかった場合に流産という結果になります。
ママが激しい運動をしたから、お腹をぶつけたから、放射線を浴びてしまったからなどの理由で流産になってしまうわけではありません。
初期の流産(とくに12週未満)は避けられないことがほとんどです。
そのため治療法や特効薬はありません。
医師によっては「安静にする必要もなし、普段通りに生活して」と言われることも。
え~何もしてくれないの?と不満に思うママもいますが安静にすることも薬も意味が無いそうです。
受精卵の状態ですでに決まっている運命なので受け止めましょう。
仕方のないことだったと気持ちを切り替えることも大切です。

流産と分かったら、妊娠12週未満の場合は赤ちゃんや胎盤を速やかに取り出します。
12週以降でしたら子宮収縮を起こして取り出します。
放置しておくと感染をおこすリスクがあるので早急に処理します。
手術は麻酔の時間も合わせて2時間ほどです。
手術の当日か翌日には退院できますが、1週間は入浴せずにシャワーだけで済ませます。

昔は流産したという自覚がない人も多かったようです。
生理が遅れているな、やっときたけどいつもよりも重いなと思ったらすでに流産していたというケースも。
産婦人科に超音波検査が普及したのが30年前、妊娠検査薬が市販されるようになったのが20年前なのですが、それによって早い時期に妊娠がわかるようになりました。
異所性妊娠などの診断もできるようになったので、母体に危険がおよぶことがなくなりました。
そのかわり初期の流産でショックを受ける人も増えています。
12週までは妊娠したかどうかの結果待ちという気持ちでいたほうが良いかもしれませんね。

流産の原因には色々ありますが、先天性異常による流産を防ぐのは葉酸が効果的です。【参考】症状別必要栄養素
葉酸は、中枢神経系の異常は葉酸が不足していると起こりやすくなると報告されており、特に妊娠初期の妊婦さんには普段の倍の葉酸が必要です。食事からは十分な量を摂取しにくい栄養素なので厚生労働省でもサプリメントでの補給をすすめています。⇒妊婦さんと栄養のお話

切迫流産とは?

出血やお腹の張り、痛みなど流産の兆候がある状態のこと。
必ずしも流産につながることはなく、妊娠を継続できることが多いです(8割は無事乗り切っています)。
超音波検査で心拍が確認でき、子宮頚管が開いてなければ多少の出血や張りがあっても大丈夫です。

妊娠初期(12週未満)で切迫流産と診断されたら止血剤や子宮収縮抑制剤を処方されることもありますが、流産を防ぐことは難しいようです。
とくに止血剤はデメリットが大きいです。
妊娠中はお産時の出血を抑えるために血液が固まりやすい状態です。そこへ止血剤を使用すると血栓ができてしまう可能性も。
12週までの切迫流産は治療しない、できないというのが世界での認識です。

12週をすぎれば治療法もありますし、安静にすることも大切になってきます。
妊娠3~4ヶ月になって心拍が確認できれば無事妊娠継続できるのがほとんどです。
切迫流産の出血は胎盤部分からのものが大半で、赤ちゃんから出血しているということではありません。

安静にするってどうすれば良いの?

安静にする切迫流産と診断されたら自宅安静を支持されることが多いようです。
安静にと言っても症状や状態によっても違うと思うので、医師にたずねてみましょう。

ある程度動いてもOKなら寝て過ごすのではなく、静かに過ごすという意味でしょう。
もっと安静度が高くなると、家事はしてもよいけど、疲れる前にはやめて横になるように言われます。
さらに状態が危険な場合はトイレと食事以外は横になっていなければならない場合もあります。
その時は医師に診断書を書いてもらって会社を休みます。
また入院になるケースも。
フロア内なら歩いても良いという条件付きで歩行可能な場合と常にベッドで横になっている絶対安静の場合があります。

お風呂・・・入浴は体力消耗になります。シャワーだけのが安心ですが、立っているとお腹が張るのであれば控えましょう。

食事の支度・・・長時間キッチンに立ち続けるのは体に負担がかかります。調理せずに簡単に食べられるものを家族にかってきてもらえるとありがたいですね。

掃除や洗濯・・・絶対安静でなければ、簡単に部屋に掃除機をかけたりモップをかけたりすることや少しの洗濯は問題ないでしょう。干したりするのが大変な程の量の洗濯はしないでください。布団干しも控えます。床の拭き掃除もやめておきましょう。

セックス・・・子宮収縮を促すので安静と言われている間は中止です。症状が落ち着いてからもお腹を圧迫しない体位でしましょう。

仕事・・・基本的にはお休みしたほうが良いでしょう。医師の診断書を会社に提出すると良いです。

妊娠初期はまだお腹も大きくないので、妊婦さんの自覚が薄いかもしれませんね。
しかも、痛みがなければ普段通りに過ごしていても大丈夫かなと思いがち。
でも、自分が思っているより妊娠てデリケートなんです。
デスクワークだから平気だろうと仕事を続けてしまうママもいますが、何かあってからでは遅いです。
無理をせず体を大事にしましょう。

上の子供がいると横になってばかりはいられないかもしれませんね。
また夫や姑に「またダラダラして」なんて小言を言われてしまうママもいますよね。
周りの人達に理解してもらい協力してもらうためには、妊娠のことを十分に理解してもらう必要があるでしょう。
一緒に情報収集をする、検診に付いて行ってもらう、両親学級に参加してもらうなどできるといいですね。



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