なぜ「妊活」が必要なの?

ninkatu1「妊活」とは妊娠について学んだり、妊娠しやすい体作りをしたり、妊娠・出産を含めた人生設計をすること。

昔はとくに「妊活」なんて意識しなくても妊娠できたかもしれませんが、現在はちがいます。積極的に「妊活」をしないと手遅れになることも。ではなぜ今そこまで「妊活」に注目が集まっているのでしょう。


妊娠について誤解している

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避妊せずにセックスさえすればすぐにでも妊娠できると思っている人も多いかもしれませんね。でも誰でも簡単に妊娠ができるわけではありません。

膣内に射精される精子の数は約2~3億。でも子宮頸管を通り向けて子宮に入り、そこからさらに卵子があるであろう卵管に行く道のりは長く険しいものです。卵子までたどり着くことができる精子は数百個にまで減ってしまいます。そして卵子とめでたく受精できるのはそのうちのたったひとつ。

精子が卵子までたどり着いたとしても卵子の状態が悪かったら受精できません。受精できても着床するかどうかもわかりません。無事に着床しても順調に育っていくかもわからないわけです。そう考えると妊娠というのは奇跡中の奇跡なんですね。

ですから例え排卵日前後に合わせて性交したとしても妊娠する可能性は20~30%ほど。ただしこれは30歳前後までの健康な男女の場合。もっと年齢が上で、しかも生殖器に何らかのトラブルを抱えていたら妊娠確率はもっとずっと低いんです。

ですから誰でもいつでも簡単に妊娠できると思っているとしたらそれはまちがいなんですね。

医療だって万能ではない

たとえ自然妊娠できなくても最終的には人工受精や体外受精があるから大丈夫、と思っている人もいるでしょう。たしかに医療はものすごく進歩していて受精なんていうことまで人間の手でコントロールできてしまいます。でもだからといって体外受精などで100%妊娠できるかといったらそういうわけでもありません。

受精まではするけれども、着床しない、育たないということもあります。それになにより命のもとになる卵子がよくなければ妊娠にはいたらないケースもあります。

現代の医療でどうにでもなると思わないでください。

晩婚化・高齢出産

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一昔前までは結婚適齢期という言葉もありましたが、今はほとんど使われませんよね。結婚する年齢も人それぞれになったわけです。

女性が男性のようにバリバリと仕事をするようになり仕事が面白くなって恋愛をする必要もヒマもないという女性も増えていると思います。自分で十分稼げるのであれば、結婚して旦那さんに養ってもらう必要もないですしね。

私のまわりでも30歳を過ぎているのに結婚をしていない男女はたくさんいます。でもみんなそれほど焦っているわけでもないんですよね。ほかにも結婚していない友達がいるから、私もまだ大丈夫かなといった感じです。

でも晩婚化がすすむと当然出産する年齢もあがります。35歳以上での高齢初産も当たり前になってきていますよね。

40歳以上でも妊娠することは可能なのですが、体にはやはり大きな負担になります。昔は人生50年でしたから40歳で妊娠・出産・子育てとなるとそれはそれは大変なこと。妊娠できなくて当然と考えても良いですよね。今は寿命がすごく伸びて人生80年、90年とありますが、人間の体は急に変化するわけではありません。妊娠に適した年齢というのは今も昔もそれほど変わっていないんです。

妊娠に適した年齢

生理があるうちは妊娠できるのではと思ってしまいますが、生理があっても排卵があるとは限りません。閉経する10年ぐらい前になると排卵はなくてもホルモンだけは出続けるために生理があるという状態になると言われています。

一般的に50歳前後で閉経するので40歳前後が妊娠のリミット。でも40歳近くなると卵子も老化するので妊娠しにくくなります。30歳ぐらいまでは自然妊娠率が30%ぐらいまであるのに対し、35歳では20%以下、40歳では5%ほど、45歳以上ですと1%とどんどん下がっていってしまいます。いくら排卵日に合わせて性交したとしても妊娠にまで結びつくのは厳しいということがわかりますよね。

また高齢になると妊娠しにくくなるだけではなく、初期流産やダウン症などの胎児の染色体異常、難産、妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群など多くのリスクも。

40歳前後まで妊娠は可能ですが、適しているのは20代~30代前半までということになります。「子どもを生むのはもうちょっと後でもいいかな~」と思っていたら妊娠適齢期を逃してしまった!なんてことのないように。

子宮内膜症が増えている

子宮内膜症とは子宮の内側にだけできるはずの内膜が卵巣や卵管などにできてしまう病気。卵巣の機能低下や卵管のつまりなどを引き起こすので不妊の大きな原因になるとされています。

20~40代の現代女性にこの病気が増えているといいます。それは妊娠適齢期に妊娠しないために体が「あれ?なにかおかしいぞ」と感じるためなのだそう。やはり自然に逆らってしまうとどこかにそのしわ寄せがいくのかもしれませんね。

卵子の話

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卵子には有効期限があります。卵子も老化するからです。

卵子のおおもととなる始原生殖細胞は女性が母親のお腹の中にいるときから作られていて、すでにいつか赤ちゃんを産むための準備をしています。この細胞が一生分の卵子のもとになるのです。ということは卵子も同じように歳をとるということなんですね。

卵子の老化は30代の後半から表れます。それは妊娠率の低さにも表れますし、染色体異常が増えることでもわかります。加齢によってDNAへのダメージも出てくるんですね。

卵子は若返りません。でも少しでも老化を予防するためにできることもあります。そのひとつがミトコンドリアの活性化です。

また卵子だけでなく精子も老化することがわかっています。今までは精子は日々新しく作られるものだから老化しないと考えられていましたが、やはり年齢を重ねるとともに妊娠力が落ちていくそう。ですから女性だけではなく男性も老化を少しでも遅らせることを意識する必要がありますね。

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生活習慣がグズグズ・・・

現代人は便利な環境にいる分、生活習慣が乱れてしまっている人が多いですよね。スマホを見ながら夜更かしをしたり、食事をコンビニ食やファストフードで済ませたり、車に乗ってばかりで運動をしなかったりと、決して健康的な生活を送っているとは言い難いです。

またやせているのが美しいとばかりに無理なダイエットにはげむことや、冷房の効きすぎる部屋やオフィスに長時間いるのも排卵リズムを狂わせるもとです。

現代は妊娠させにくくする要素がいっぱい。ですから意識して妊娠しやすい体作りをしないと、妊娠したくてもなかなかできない体になってしまいます。

なぜ「妊活」をしなければならないかがわかったら、すぐにでも「妊活」を始めましょう。→妊活って具体的には何をするの?



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