基礎体温ははかるべき?

kisotaion2基礎体温とは、呼吸などの最小限の活動をしているときの体温のこと。寝ているときは体温をはかれないので、基礎体温に一番近い、朝起きてすぐの体温をはかります。

女性の体温はホルモンの分泌によって体温が0.3~0.5度の間を周期的に変化しています。そのリズムをつかむことで排卵日やホルモン分泌の状態などを知ることができます。

通常の体温計ではなく、基礎体温をはかるための体温計を用意しましょう。2~3ヶ月毎日はかって記録していくと体の様子がわかってきます。

基礎体温からわかること

チェック月経日の予測
例えば自分の月経周期が28日だとわかれば、次に月経があるのは前回の月経初日から28日後だと予測できます。

チェック排卵の有無と排卵日の予測
排卵翌日に0.3度以上体温が上がるので、排卵があったかどうかがわかります。

チェック妊娠しやすい日を予測
排卵日を予測できるのでそれに合わせてセックスをすると妊娠率もアップ。

チェック黄体機能の状態
妊娠に関わる黄体ホルモンの分泌は体温を上昇させることから、きちんと機能しているかどうかがわかります。

チェック子宮機能の状態
体温の変化から子宮内膜症などの病気を疑うことができます。

チェック妊娠に早く気づく
体温がずっと高い状態が続き、月経がこない場合は妊娠の可能性も。

正しいはかり方

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朝、目が覚めた時に布団に横になったままはかります。起き上がらなくて済むように婦人用体温計は手の届くところに置いておきましょう。基礎体温は舌の下に入れてはかります。

ただ基礎体温はちょっとしたことでも変化してしまいます。ですから誤差がでてしまうのは仕方のないもの。あまり神経質にならなくてOKです。

例えば、睡眠不足や就寝・起床時間のズレ、前日の飲酒や夜食、エアコン、前夜の入浴、明け方のトイレ、起き上がり、ストレスなどによっても基礎体温は変わってしまいます。

明け方トイレに起きてしまったら?

トイレにいきたくなってしまったらガマンせずに行きましょう。できればトイレに行く前に体温をはかれれば良いですが、もしはかれなくてもOK。朝、目覚めた時にはかり、グラフにトイレに行ったことをメモしておきましょう。

二度寝してしまったら?

はじめに起きた時にトイレに行ったり活動をしてしまうと体温が上がってしまいますが、そうでなければ二度目に目が覚めたときにはかれば大丈夫です。

寝坊してしまったら?

休日などはいつもよりも遅い時間まで寝ていることもありますよね。あるいは早く目が覚めてしまう日もあるはず。それでも起き上がる前に体温をはかりましょう。

寝不足のときは?

4時間以上の睡眠を取った後に体温をはかるのが基本。ですから極端に寝不足の日は体温が高くなってしまったり、人によっては下がってしまったりします。できれば毎日同じ睡眠時間を確保したいですね。

はかり忘れたときは?

うっかりはかり忘れてしまったときはグラフは空白でOK。適当に書き込んではいけません。はかり忘れを防止するために、枕元に体温計を置いておいたり、タイマー付きの体温計にしたり、夫に声かけをお願いするのも◎。

面倒くさくて続かないときは?

慣れてしまえばどおってことないのですが、毎朝まだ眠たい時に体温をはかるのは面倒だったりしますよね。できるだけ計測時間の短いものを選んだり、スマホアプリと連動していてグラフを記入する必要のないものをを選ぶと良いかもしれませんね。またパジャマの裾に挟んでおくと自動的に寝ている間の体温を計ってくれる体温計というのもあります。

おすすめの体温計は「オムロン MC‐652LC」。測定時間はわずか10秒。スマホのアプリやパソコンにデータを転送することができるのでグラフを自分で書く必要もなく便利です。

グラフをかいてみる

低温期と高温期

女性の基礎体温は大まかに分けて低温期(14~18日間)と高温期(10~14日間)をくりかえします。月経が始まった日から排卵までは体温が低く、排卵してから次の月経までは体温が高くなリます。

月経が始まると脳下垂体からホルモンが分泌されはじめ、卵胞が発育を開始。18ミリほどになると卵子は卵胞から飛び出し卵管内に吸い込まれていきます。これが排卵です。

卵子が飛び出していった後、卵胞からは黄体ホルモンが分泌され、受精卵が子宮に着床するのをキープします。ただ着床しなかった場合は黄体ホルモンの分泌も減り、月経が始まります。

黄体ホルモンには体温を上昇させる働きがあるので、排卵後に体温が上がり、月経開始のときに体温が下がるということが起こるんですね。

低温期は月経の1日目から。高温期は0.3度以上の体温の上昇が始まったときからがスタートとなります。高温期の前、基礎体温がガクッと下がった日が排卵日と言われています。ただあくまでも予想。必ずその日に排卵があるとは限りません。

気づいたことはなんでもメモ!

グラフには基礎体温だけではなく、月経日と経血量、おりものの量や色、腹痛・頭痛などの体調の変化、不正出血、セックスした日、はかった時間のズレなどなど気づいたことなどをどんどん書き込んでいきましょう。病院を受診した際に持っていけば、医師がメモの内容とグラフを見比べ、不妊の原因や病気の有無などを予測することができます。

また自分の体調の変化や気持ちの動きなどがわかってくると妊活もよりスムーズに、楽しくできるようになると思います。

グラフをいちいち書くのが面倒な人はスマホのアプリを使うのも◎。「ルナルナ」のアプリが人気です。

こんなときは病院へ

理想は低温期と高温期がキレイに二相になっていること。でも基礎体温はちょっとした要因ですぐに変化してしまうので実際にはけっこうガタガタのグラフになってしまったりします。それでも「私のグラフちょっとおかしいな」と思ったら病院を受診してください。何か潜んでいる病気や不妊の原因がわかるかもしれません。

高温期が短い

低温期は14~18日、高温期は10~14日以内が基準です。高温期が9日以下のほか、高温期の途中で一度下がる、体温が上がるのに何日もかかるなどの場合は黄体機能不全が疑われます。

【黄体機能不全とは】
受精卵が着床しやすいように子宮内膜を整えてくれるのが黄体ホルモン。黄体機能不全とはこのホルモンの分泌量が少ない状態のこと。不妊の原因になります。

高温期のまま月経になった

月経が始まるときは体温が下がっているのが通常ですが、高温のまま月経になってしまったり、高温期の体温があまりにも不安定ですと子宮内膜症の疑いがあります。

【子宮内膜症とは】
子宮内膜は本来子宮の内側にできるものなのですが、それが子宮以外の場所に発生してしまう病気。不妊の原因にもなります。月経痛がひどかったり、不正出血がある場合も子宮内膜症を疑いましょう。

ずっと低温期

排卵がされていない可能性も。排卵がなくても月経は起こるので、この場合は基礎体温をはかっていないと気づかないですよね。

グラフがバラバラ

低温期と高温期がなく一日ごとに体温が上がったり下がったりを繰り返す人もいます。排卵障害が疑われる場合も。ただ正しくはかれていないケースも多いです。基礎体温をはかりはじめたばかりのころは、つい起き上がってからはかってしまったり、正しくはかれていなかったりしてギザギザしたグラフになってしまうことも。3ヶ月ほど続けるとだんだんリズムがつかめてくると思います。

基礎体温をはかることで病気の早期発見ができるかもしれません。気になる症状などがあれば受診しましょう。

チャンス日はいつ?

チェック月経周期-14日=排卵日の目安日

月経開始した日から次に月経が始まる日までを月経周期とします。月経周期が28日なら月経開始から14日目が排卵予測日です。ただ多少ずれることもあるのでその日±2日間も妊娠しやすいチャンス日とします。

排卵予測日にだけ1度セックスすればOKではなく、その前後1日おきくらいに行うと妊娠の確率もアップしますよ。

計測することがストレスにならないように!

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基礎体温をはかることで黄体機能不全などの病気などを発見することができるかもしれませんし、排卵日も予測することができます。ただ基礎体温は絶対ということはなくあくまでも予測。排卵日だって正確な日がわかるわけではないのであてにしすぎるのもよくありません(より正確な排卵日を知りたい場合は病院で超音波検査をしてもらいましょう)。また体温の上がり下がりに敏感になりすぎて一喜一憂するのも考えもの。なんとなく自分のリズムをつかめればいいな、くらいの気軽な感じで行ってください。

それでも数カ月の基礎体温のデータはあなたの体の状態を知る手がかりになりますので、病院を受診しようと思っているのであれば3ヶ月ほどは記録しておくと良いと思います。



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