妊娠中の花粉症対策

妊婦の花粉症対策今年も辛い花粉症(スギ花粉症)のシーズンがやってきました。

2015年の花粉飛散量は、例年に比べて夏の気温が高かった関西・中部・関東・東北地方の太平洋側では多くなる可能性があり特に、東京と仙台では、夏の累積気温差が昨年に比べて2倍近くになっているため、それに比例して花粉の飛散量が多くなると予想されました。

そして今年の花粉症の実態は…飛散量の少なかった昨年に比べると日常生活に支障をきたすほど悪影響を及ぼしています。

妊婦さんにとって今年の花粉症は厄介ですね。それでなくても妊娠中はホルモン分泌の増加などにより体に水分を蓄えようとしたり、鼻の粘膜が過敏になるため、花粉症は悪化しやすいといわれています。
妊娠中の花粉症対策には薬が使いづらいためセルフケアと予防が重要です。


妊娠中の花粉症予防

体調を整える

疲労やストレスは自律神経を過敏にしてアレルギー反応を起こしやすくします。睡眠をよくとり疲れをためないように、また水泳などの運動は血行を良くしストレス解消にもなります。

一般的な予防対策

花粉の多く飛ぶ日や時間帯は外出を控える。マスク・帽子などを着用する。 洗顔・うがいをこまめに行う。室内の掃除をこまめに、また花粉を室内に取り込まない。 洗濯物は部屋干しに。など一般的な予防法を徹底しましょう。

飲食物

予防効果のあるもの

耳鼻科で処方される薬は対症療法でしかないので、花粉症そのものを改善するわけではありません。また、薬の大量摂取は避けたいところです。ちょっとだけ意識して食べるものや飲むものから効果的なものを摂取できると良いですね。

  • 乳酸菌…ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌はアレルギーになりにくい体質をつくります。また腸内細菌を増やし便通を良くします。
  • ポリフェノール…アレルギーを抑える働きがあるものもあります。ロズマリン酸を多く含むシソ(赤ジソ)のジュースや沖縄の植物クミスクチンやローズマリー、レモンバームなどのシソ科植物のハーブティーもオススメです。
  • 甜茶(テンチャ)…GOD型ポリフェノールが豊富です。甜茶にはカフェインが含まれていないので妊娠中でも安心して飲むことができます。しかしこれらは食べて(飲んで)すぐ効果が現れるものではありません。
  • 解毒作用のある食べ物…りんご、ほうれん草には解毒作用があるので花粉症に効果的です。毎日食べるのは大変なので、スムージーにすると摂りやすいですよ♪花粉症の症状を緩和!いろいろ野菜のスムージー
  • ビタミン・ミネラルはアレルギー抑制効果…ビタミン類ではA、B、C。ミネラル類では亜鉛と銅が花粉症には効果的です。食事から摂るのは困難なのでサプリメントで摂りましょう。ビタミン・ミネラルは花粉症だけでなくトータルでみても色々な効果があります。⇒症状別・必要栄養素一覧表
  • 控えたいもの

    香辛料などの刺激物は鼻の粘膜の毛細血管を広げ、鼻づまりをひどくするため控えるようにしましょう。(お酒はもちろん控えましょう)

    妊娠中の花粉症治療

    薬物療法

    花粉症治療にはステロイドなどの点鼻、点眼やネブライザー、スチームなどの局所療法と抗アレルギー(抗ヒスタミン)薬の内服がありますが、妊娠中は使える薬が限られてくるため、点鼻、点眼などによる局所の治療が主体になります。

    胎児への影響(奇形など)が少なくなる妊娠中期以降は、局所療法で効果の見られないときなど、使用経験の長い内服薬(ポララミンなど)を併用することがありますが、古典的な薬なので眠気や効果の面でも満足のいくものではありません。

    最近の抗アレルギー(抗ヒスタミン)剤は眠くならず治療効果の高いものが多いのですが妊婦さんに対する安全性が確立されていない…使用期間が短いため太鼓判が押せないので飲まないに越したことがない…ので使いづらいのが実情です。

    また漢方薬の小青竜湯を用いることもあります。

    レーザー療法

    最近、耳鼻科では花粉症の治療として鼻の粘膜をレーザーや薬品で焼いてしまう治療法が行われています。妊娠中でも行える治療法ですので症状の強い方は耳鼻科の先生に相談してみてはいかがでしょうか。

    治療中に妊娠していることがわかったら

    花粉症の内服治療中に妊娠がわかったときは耳鼻科の先生と相談して内服薬を点鼻、点眼薬に変更してもらってください。それまで飲んでいた薬のおなかの赤ちゃんへの影響はあまり神経質になることはありません。どうしても心配であれば産科の主治医の先生に相談してください。

    ※妊娠中の薬については、妊娠のごく初期、受精後2週間は影響がありません(all or none の法則)。また、確かに花粉症の薬のなかには“妊娠中は服用してはいけない(禁忌)”の薬も含まれますが、ヒトで奇形などの障害が起こったという報告はなく、あくまで動物実験のデータに基づいてのことです。また花粉症治療中で妊娠する可能性のある方や、妊娠中にはじめて耳鼻科を受診される方、授乳中の方は必ずそのむねを先生に伝えてください。

    参考:日本産科婦人科学会雑誌:all or none の法則

    妊娠中、授乳中の方が花粉症の方にとって辛いシーズンをどう乗り切るかは大問題。例年、花粉症治療で医療機関を受診していらっしゃる妊婦さんや授乳中のママは、担当医を受診して妊娠・授乳期であることを伝え、自分の体質に合った方法で治療しましょう。ほとんどの点鼻薬・点眼薬、抗アレルギー内服薬は、医学的に必要であれば用量・用法を守って使用できますが、注意が必要な点もあります。医薬品に頼りたくない方、症状の軽い方には、代替医療(医学的治療を補完する対策)が有効な場合もあります。
    引用元:オールアバウト



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