腹帯は絶対に必要?腹帯をするメリットとは

腹帯は絶対に必要なの?妊婦さんにとって素朴な疑問ですね。
ここでは、腹帯のメリット・デメリットから必要性を考えてみましょう。

メリット

しっかりと巻くとコルセットと同様の働きをしますので、膨らんだお腹を支え重心が傾くのを防ぎ腰痛の予防となるでしょう。
それから腹巻き代わりになるので、飛び出たお腹が冷えるのも防ぐでしょう。


デメリット

正しい巻き方をしないと危険が潜んでいることも忘れてはならないポイントです。

腹帯のデメリット腹帯を締めすぎると子宮の中で赤ちゃ んが母体の背骨に押しつけられます。すると、その間にある大静脈が圧迫され、 下半身から静脈血が心臓に戻りにくくなり、足がむくんだり(浮腫)、静脈が太く浮き出るようになります(静脈瘤)。

大動脈も圧迫されると腎臓に行く血液が減ります。するとオシッコが 作られにくくなりますので、腎臓から「もっと血圧を上げて血液をたくさん送っ てくれ!」というホルモン(アンギオテンシン)が分泌されます。そのため、高血圧になり腎臓の機能が低下して蛋白尿が出たりします。 これが妊娠高血圧症候群(いわゆる妊娠中毒症)です。

また、胎盤に行く血液も減って胎盤が弱り(胎盤機能不全)、赤ちゃんが栄養不足になって子宮内胎児発育不全になったり、栄養と酸素不足で弱ってしまい胎児機能不全(いわゆる胎児仮死)になってしまうリスクもあります。

誤解のないよう追記しておきますが、妊娠高血圧症候群・胎盤機能不全・子宮内胎児発育不全・胎児機能不全の原因のほとんどは腹帯とは関係ありません。しかし、腹帯が原因となる場合も理論的にはあり得るわけです。

極端にきつく巻くと、胎盤の血流も悪化して、赤ちゃんの発育に支障をきたす…かもしれません。
どれもこれも医学的に推測したに過ぎませんし論文検索もしましたが、あまりよいものが見当たりません…医学的にあまり意味のないものとしか見つかりませんでした。日本だけのものなので、研究する人が少ないのでしょう。

もし、腹帯を着ける場合には適度な緩さで巻くことが大切だと言えそうです。間違っても締めすぎには注意してください。腹帯は安産祈願の意味が大きいので、必ずつける必要はないです。

※腹帯は神社などで安産祈願を行うともらえます。
⇒安産祈願で有名な神社・スポット

まとめ

腹帯そのものよりもトコちゃんベルトを使用してみるのも悪くないかと思います。実際、日本産婦人科学会総会でもトコチャンベルトの効果を評価する発表がされていました。

これらを考えると、メリット、デメリットは一応ありますが、必要かと言われると「必要ないです」と答えるドクターがほとんどだと思います。
メリットに比べると、明らかなデメリットの方がよっぽど大きいと思います。ただでさえ、増大する子宮と胎児で腹腔内の臓器が圧迫されるのに、それを更に外部から押さえつけるといのは、かなり辛いことが予想されますので。
というわけで、腹帯は安産祈願のお祝いグッズの一つ、くらいに考えるのが妥当といえそうです。

戌の日くらいはつけてもよいと思いますが、毎日毎日寝るときも緩める事なく巻き続ける、というのはむしろ妊婦さんへのストレスになると思います。
特に冬場であれば暖かくて腹巻き代わりによいかもしれませんが、夏場だと酷いあせもになることが考えられます。
少なくとも、妊婦さん自身が巻きたくないのに巻くという必要は決してないのではないでしょうか。

症状に合わせて、うまく使うと良いでしょう。…特に、腰痛ぎみの方は毛嫌いせずに試してみてはいかがかと思います。

【参考】トコちゃんベルト考案者:トコ・カイロプラクティック学院院長 健美サロン渡部院長 渡部信子先生からのメッセージ



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